
5月14日(金),ホテルセンチュリー21広島において,平成16年度理事会・通常総会を開催しました。
理事会には37名,通常総会には106名の役員・会員の皆様にご出席いただき,多田会長の議事進行のもと,平成15年度事業・決算報告,同監査報告,ならびに,平成16年度事業計画・予算が提案され,各議案とも満場一致で承認されました。
また,本年度は役員改選の年であり,総会において,多田公@会長が再任されました。
(平成16年度事業計画の概要は,次頁に掲載)
通常総会後の特別講演では,日本経営品質賞2002年度中小規模部門受賞のカルソニックハリソン且謦役社長の雪竹泰三氏に「カルソニックハリソンの経営品質向上活動について」と題して,自社における取り組みをもとに,経営品質の本質や経営トップのあり様について,ご講演いただきました。
◇多田会長挨拶要旨
長らく低迷していた日本経済も,企業収益が持ち直しの動きを見せるなど,明るさが見え始めているように感じますが,本格的な景気回復という意味では,まだまだ十分とは言えず,少子高齢化への対応,年金問題など,課題は山積しています。そのような中,私たちは,自分達の将来あるべき姿をしっかりと持ち,従来の枠にとらわれない新しい発想で,大胆に変革していくことで,これらの課題を乗り越えていかなければならないと考えています。当本部で
は,生産性運動の今日的な意義が問われる中,お客さまの視点に立った経営改革の支援を目的に発足させた中国経営品質協議会への取り組みや,生産性向上に寄与する人材育成などの諸活動を通じ,時代の要請に応じた,新たな運動の展開に力を尽くしているところです。特に,今年度から,経営品質向上活動の更なる普及を図るため,中国地方全体を対象とした「中国地方経営品質賞」を創設します。この賞を通じ,企業・組織が,自らの改善方向を見い出し,経営を革新していくための支援ができればと考えています。なお,事業運営について,会員の減少が続いる一方で,賞創設に伴う費用,情報関連費用などの増により,今年度は,積立金の取り崩しを提案しなければならない状況にあります。今後は,会員の増加が困難な中,事業運営全般に渡る経費の見直し,各種事業での収益性の確保に向け,一層の努力を傾けなければならないと考えています。これからも,経営・労働・学識者の相互信頼と協力のもと,真に豊かな社会の実現を目指して,生産性運動を推進する所存ですので皆様方の一層のご支援・ご協力を賜わりますようお願い申しあげます。
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